私の顔にニキビができはじめたのは、中学校2年生のころでした。
最初は「額とか頬にちょっとブツブツができてるけど、これがニキビ?」
という程度だったのですが、
そのブツブツはあっという間に顔全体に広がってしまいました。
白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄二キビ…、
すべての種類が顔中にびっしりとと出来てしまった感じです。
ほんとうに突然、赤や黒、白、黄色のニキビが大量発生したんです。
白ニキビ、黒ニキビはまだしも、
炎症を起こしたようになってる赤ニキビは腫れあがって、
黄ニキビはグチャっとつぶれていたり、
その痕がかさぶたになってしまったり、
つぶれた上からまた新しいニキビができていたり、
遠目に見ても顔中にニキビができてる、
とはっきり分かるくらいです。
中学生といえば思春期がはじまったころ、
それに女性ですから、
当時は本当に辛い思いをしました。
ものすごいコンプレックスです。
誰が見てもひと目で顔全体にニキビがあるとハッキリ分かる…。
本当に毎日、気になって仕方がありませんでした。
気になるので、ついつい指先で触ってしまい、
それが原因でニキビを悪化させてしまうことも度々ありました。
また、他の人に顔をあまり見られたくなくて、
いつもうつむいてた記憶があります。
もともと私の肌質はかなりのオイリー肌なんです。
母や姉はきめ細かくきれいな肌なんですが、
父がオイリー肌で、高校時代には背中のニキビに悩んだそうです。
たぶん私は、父の体質を受け継いだんだとおもいます。
姉がきれいな肌をしているので、
余計に「どうして、私ばっかり!」と親を怨んで
ブツブツ文句を言ったりすることもしょっちゅうでした。