ニキビは過剰な皮脂の分泌により毛穴が詰まってしまうことで起こると考えられています。
皮脂の分泌が盛んになる理由には、ホルモンバランスの乱れや生活習慣、食生活、ストレスなど様々なものがありますが、乾燥が皮脂の分泌を促してしまう場合もあるのです。
皮脂は皮脂腺という所から分泌されますが、この皮脂の分泌が盛んな肌をオイリー肌。
皮脂が少なくなり、肌が乾燥して水分を保てなくなっている状態を乾燥肌と呼んでいます。
オイリー肌の場合には、肌を清潔に保ち、洗顔などにより余分な脂を落としてやることでニキビを予防することが出来ますが、それでも体に必要な油分まで奪ってしまい、肌を乾燥させてしまうことも少なくありません。
皮膚の表面には皮脂膜という、汗と油と角質、それに常在菌が合わさった膜があり、それらが外界からの刺激や、有害な紫外線、細菌から私たちの体を守ってくれています。
皮膚が乾燥しがちな人は皮脂も少なくなっていますので、皮脂膜の形成が十分でない場合があり、皮膚は水分を保てず外からの刺激を受けやすくなってしまいます。
そうなると体は皮脂膜を形成し肌を守ろうと、過剰に皮脂を分泌しようとしますので、毛穴は詰まりやすくニキビも出来やすくなってしまうのです。
また乾燥した肌は外からの刺激でかゆみを発することがあります。
我慢できる場合はいいのですが、かいてしまうと、弱くなった肌をさらに傷つけてしまうことにもなりかねません。
表皮の細胞は何層にも重なっていて、下に行くほど未成熟な出来たての肌細胞ということになるのですが、表面の肌が傷付けられると、下の方のまだ成熟し切っていない肌細胞を外にさらすことになります。
生まれて日の浅い細胞では刺激やストレスに十分耐えることが出来ませんので、肌の乾燥はさらなる肌荒れや乾燥をもたらし、皮膚の免疫機能まで奪ってしまいます。
ですから乾燥肌でもニキビは出来やくなってしまうのです。
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